20071221

How to use Japanese on OLPC XO-1

OLPC XO-1の日本語化で私がやったことについてとりあえずまとめてみました。

(注 2008/01/15)
OLPCのWikiサイトに、XO-1日本語化についてすばらしいページができました!ここのよりそちらを見ていただいた方が、正確でくわしいです。が、せっかく書いたし、もったいないので(笑)これも残しておきます。

(履歴)
2007/12/21
 作成
2007/12/24
 USBメモリ、SDメモリに関する記述を修正(Thanks to kaz@maさん、Gooさん)
 sugar-control-panelに関する記述を追加
 Operaについての問題を追加
2007/12/25
 korakuriderさんの日記を読んで、やっぱり言語設定はsugar-control-panelを使うべきだと思い、修正。
 ついでに時間帯の設定についても追加。
 XO-1のスクリーンショットの取り方(Alt-1)がわかったので、画像を一枚追加。
2008/01/01
 デフォルトの英語設定のままで日本語入力を可能にする方法について記述を追加。
 Terminalに関連する記述を追加。

【準備するもの】
1.OLPC XO-1。あたりまえ。エミュレーション環境でも試すことはできますが。
2.インターネット接続環境。ソフトのダウンロードに必要です。
3.日本語を使うことができるパソコン。IPAフォントのダウンロードに必要。

【おおまかな流れ】
1.フリーの日本語アウトラインフォントIPAフォントをダウンロードして、XO-1にコピー。
2.XO-1をインターネットに接続して、yumツールをつかって、scim-anthyパッケージをインストール。
3.scim-anthyを使うために必要な設定をする。

【IPAフォント】
IPA (Information-Technology Promotion Agency; 独立行政法人 情報処理推進機構)のサイト

一般利用者向けIPAフォントのダウンロード

からフォントをダウンロードします。一般利用者向けIPAフォント使用許諾契約書に同意するボタンを押すと、ダウンロードページが表示されて、IPAフォントがパックされたZIPファイルをダウンロードできます。複数のフォントをインストールしてもいいんですが、JIS X 0213:2004を使う特別な理由がなければ、XO-1のメモリの制限などを考えて、サイズが小さいIPAfont00101.zipというファイルに入っているフォントのどれかを使うのがいいと思います。私はipag0208_for_legacy_compatibility.ttf (2,890,312 バイト)を使いました。IPAフォントはほかにもいろいろバリエーションがあるようです(2ちゃんねるのアスキーアート用の「IPAモナーフォント」とか)。

なお、ここでインストールしたフォントはTerminalでも使われることがあるので、一つだけインストールするなら、プロポーショナルフォント(ファイル名がipagpかipampで始まるもの)は避けた方がいいと思います。

ZIPファイルからフォントを取り出したら、XO-1にコピーします。私は自前のFTPサーバーにアップロードしてから、XO-1にダウンロードしました。ちなみにXO-1にはデフォルトでコマンドラインのftpクライアントは入ってませんが、wgetコマンドは使えます。FTPサーバーがない場合は、USBメモリやSDメモリカードでやればいいのだと思います。USBメモリやSDメモリカードは/mediaの下にマウントされるようです。SDメモリカードは抜き差ししにくいようになっているのでUSBメモリがおすすめです。

ちなみに確認のためにはじめてSDメモリカードを差してみたのですが、抜けなくなってしまいました。kaz@maさんにコメントで教えていただいた方法「どちらかに押し付けるように爪で弾くと外れる」で解決しましたが、それでもSDカードは(XO-1では)ファイル転送用として使いにくいと思います(OLPC Support FAQでも日常的な用途にはUSBメモリをすすめています)。

あとはフォントファイルを/usr/share/fontsにコピーするだけで、インストール完了です。Ctrl-Alt-EraseでX Windowを再起動すると、ブラウザ(Browseアクティビティ)などで日本語が使えるようになっているはずです。

【scim-anthyインストール】
まずXO-1をインターネットに接続してください。ワイアレス環境がWPAの暗号化を使っている場合は設定が面倒らしいですが、うちのワイアレス環境では使ってないのでよくわかりません。

あと、ある「おまじない」でワイアレス接続が高速化するという情報があります。試してみてはいかがでしょう。

接続がうまく行ったら、Terminalアクティビティを開始して、suでsuperuserになって(パスワードは設定されてません!)、

yum scim-anthy

と打って、質問にyと答えていれば、必要なファイルは全部インストールされます。簡単です。

【scim-anthyインストール】
Terminalアクティビティで、通常ユーザーの権限で(suでスーパーユーザーになった場合はexitで抜けてください)、sugar-control-panelというコマンドで現在の言語設定を確認します。

sugar-control-panel -g language

これがJapaneseになっていなければ、

sugar-control-panel -s language Japanese

で日本語に設定してください。

G1G1のXOはアメリカ東部時間に設定されているので、それ以外の時間帯の地域に住んでおられる方はsugar-control-panelで時間帯も設定してください。詳細は、こちらのページをごらんください。

つぎにホームディレクトリ(/home/olpc)で、

ls -a

と打つと、.xsession-exampleというファイルがあるので、それを.xsessionというファイルにコピーして、コピーしたファイルをエディタで開いて(私はviを使いました)、どこでもいいんですが、exportコマンドのコメントが並んでいるあたりに、

export XMODIFIERS=@im=SCIM
export GTK_IM_MODULE=scim
export USE_XOPENIM=t

scim -d &

という行を入れてセーブして下さい。私もこのページを見てマネしているだけなので、意味については聞かないで下さい(笑)。

Unixのエディタに慣れていないと、ここが一番難しいでしょうねぇ。一応、ここに私が使っているファイルを付けておきます(動作保証はしません)。ファイル名を変えて使ってみてください。

Ctrl-Alt-EraseでX Windowを再起動して、ブラウザの入力フィールドなどで、Alt-チルダ(数字の「1」キーの左にある「にょろ」みたいな文字)を押して、Anthyが動けば成功です(画面右下に小さなステータスウィンドウが出ます)。細かい設定はやってないのでわかりませんが、英語キーボードでのWindowsの日本語入力に慣れていると違和感なく使えます。



なお、残念なことにワープロの「スポット変換」はできません。これについては前に書いたので、興味のある方はごらん下さい。

あと、この設定ではXO-1用Operaでうまく日本語入力ができません。なにか設定を変更すればうまくいくのかもしれません。アイデア募集中です。よろしくー。

(付録1)英語環境のままで日本語入力を可能にしたい場合

sugar-control-panelの言語設定をデフォルトの英語のまま日本語入力を可能にしたい場合は、.xsessionに、

export LC_CTYPE=ja_JP.UTF-8

を追加してください。localeコマンドの出力は、LC__CTYPE以外はen_US.UTF-8のままになります。

(付録2)Terminalフォントの変更

日本語入力を設定すると、Terminalのフォントも日本語になってしまい、たとえばバックスラッシュは円記号(¥)になります。これを変えるには、/home/olpc/.sugar/default/terminalrcのfontのところを変更してください。デフォルトは Monospaceになっていて、その状態だと設定された言語(たぶんLC_CTYPEを見ていると思います)をサポートするフォントを探しにいくようです(Pangoというライブラリが使われています)。

DejaVu LGC Sans Mono とか TlwgTypewriter とかがお勧めです(フォント名にスペースが入っていてもそのまま入力すればいいみたいです)。 フォント名の後に数字が付いていて、ポイント数を表すので、大きさを設定したい方は、その値を変更してみてください。

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2 Comments:

At 1:02 AM , Anonymous Kaz@MA said...

Mixi経由で来ました。ありがとうございます、お陰さまで日本語化出来ました。SDカードですが僕も外れず焦りました。プッシュプッシュ式のコネクタですので、どちらかに押し付けるように爪で弾くと外れるはずです。試して見て下さい。

 
At 10:08 PM , Blogger Tami said...

kazさん、こんにちは。

> どちらかに押し付けるように爪で弾くと外れるはずです。試して見て下さい。

外れました!どうもありがとうございます。普通のSDカードよりも深くささるので、これ以上深く入り込むと本当に取れなくなりそうで押せませんでした。スロットの位置も最初よくわからなかったし(笑)、SDカードのサポートはやや不親切ですね…

 

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